坂根龍我

メッセージ

坂根龍我

皆様、はじめまして。坂根龍我です。

私は若い頃、バンドをやったり、イラストを描いたりしていました。そんな中で「自分に何ができるのか」と将来を考えていたときに、とあるご縁で漆芸の世界に足を踏み入れることになりました。

当時から師事していた飯田光秋師匠から26歳のときに独立し、その後も勉強の日々でした。
漆芸の世界に本当の意味でのめり込み始めたのは、30代に入ってからでした。

周りの様々な人との出会いの中で、自分の頭を「柔らかく」してもらう経験を積ませていただきました。その後は、個展やコンクールなどに作品を出展したりしながら、自身の腕を磨き続けていました。

40代に入ってから、これまたとあるご縁で人に教え始めるようになり、ありがたいことに「自分も教えて欲しい」と言ってくださる方が増えていきました。

そういった方々が増えるに従って、現在のように漆芸・金継ぎ教室を始めることになり現在に至っております。

漆芸・金継ぎ教室には、初心者の方はもちろん、本気で漆を楽しみたいと思っているような方にこそ、是非来ていただけたらと思います。
グループ展に出展したりすることもできますし、一人ひとりのペースに合わせて教えていくことも可能です。

漆にはこんな魅力があるのだということを、一人でも多くの方に知って欲しいという想いを持ってやっております。
ゆくゆくは、私の教室でやっていることに自信を持っていただけるようにしていけたら最高です。

私自身も一人の漆芸家として、次の仕事を若い世代に残していきたいと思っております。

漆にご興味のある方は、ぜひ一度当教室にご連絡の上お越しください。

お待ちしております。

経歴

坂根龍我 蒔絵師・漆芸家
京都市 生
蒔絵師、飯田光秋に師事7年の修行の後独立
1990年
  • 第23回京漆器展 【朱金地内梨地花熨斗蒔絵中棗】出展受賞 個人蔵
  • 裏千家茶道美術ビエンナーレ 【竹林研ぎ出し蒔絵内銀地中棗】出展 法人蔵
1993年
  •  第20回京都府伝統産業技術コンクール【滝に山桜蒔絵内梨地中棗】出展受賞 個人蔵
1994年
  •  第21回京都府伝統産業技術コンクール 【螺鈿群鶴蒔絵内朱金日の出大棗】 出展受賞 個人蔵
1996年
  • 第23回京都府伝統産業技術コンクール 【蝶蒔絵乾漆ざくろ型花器】出展受賞 個人蔵
  • 漆芸5人展開催・京都丸紅
1998年
  • 第25回京都府伝統産業技術コンクール 【貝地内銀鳳凰蒔絵中棗〜降臨〜】出展受賞 法人蔵
  • 個展開催 滋賀県草津市
1999年
  • 第26回京都府伝統産業技術コンクール 【紅葉蒔絵朱金地内梨地中棗】 出展受賞 個人蔵
  • 個展開催 滋賀県草津市
  • 漆風(しっぷう)展開催 茨城県水戸市 水戸京成デパート美術画廊
2000年
  • 第27回京都府伝統産業技術コンクール 【想秋蒔絵硯箱〜生命の讃歌vol・1〜】出展受賞 個人蔵
  • 大津市展 【シーラカンス蒔絵乾漆箱型花器〜太古の息吹vol・1】出展
2001年
  • 漆芸・日本画2人展〜百逢(ももえ)〜開催 京都木屋町「遊空間ROJI」
2003年
  • 広島ナイト灯り展・入選【乾漆ランプ〜双子月〜】出展
2006年
  • 福島県墨粋会書展 招待出品【蛾蒔絵花器〜捕えられた命〜・乾漆ランプ〜双子月〜】
2007年
  • 滋賀県多賀町国生み祭りにて依頼作品展開催
  • 福島県墨粋会書展 招待出品【哲舟筆玄粒蒔絵硯箱〜生命の讃歌vol・2〜】【手毬茶器〜三つの子守唄〜】
2008年
  • 滋賀県庁よりの依頼にて天皇陛下献上作品制作【近江蒔絵信楽焼大皿〜親光〜】
2010年
  • 姫路市書写の里美術工芸館交流庵にてグループ「倫」展参加

1990年位から約10年古典を主軸として公募展に出品、受賞。
1999年を超え、2000年頃より新しい試みの作品を発表。地方展などにも公募し受賞。
グループ展などにも参加するようになる。

2008年県庁よりの依頼にて天皇陛下ご献上作品を信楽焼、近江上布とのコラボで手掛ける。

その後は「龍我の小さな個展」と称して小規模な個展を幾つか開催。
仕事の注文内容に想いを砕く中に喜びや楽しみを見出すようになり、その想い中心の仕事となっていく。
2022年 令和に造る「玉虫厨子」の蒔絵の依頼を受ける。
2024年 令和に造る「玉虫厨子」完成。

現在、仕事と共に工房にて漆芸教室を開催。

まだまだ路の途中である。